職人が作る最高級ダウン!
私は去年の10月中旬に赤岳という山に1泊2日で登山に行きました。
赤岳は標高2899mで日本百名山に選ばれています。
山頂の途中にある山小屋の外で初めてテント泊をしました。
今回はその時の体験談を書きます。
NANGAとの出会い
初めてのテント泊でした。
ネットで色々検索して防寒はしっかりした方がいいとのことで、ユニクロでウルトラライトダウンを購入しました。
一緒に友達に行く友人に準備はできた、ユニクロのウルトラライトダウンを買って防寒対策もしたと伝えたところ、「それじゃ寒いよ?ウルトラライトダウンってダウンの下に着るやつだからね?」と言うのです。
最初何を言ってるかわからなかったのですが登山して気づきました。
これについては後程書きます。
そして友人に勧められたのがNANGAのダウンでした。
登山までの時間がなかった為、ネットでNANGAのダウンを購入しました。
NANGAとは?
ナンガは、1941年に先代「横田晃」によって、近江真綿布団の産地からスタートした、羽毛の町から生まれた寝袋メーカーです。社名「ナンガ」はヒマラヤ山脈にある「ナンガ・パルバット」に由来しています。ナンガ・パルバットは標高8126mで世界で9番目に高く、別名「人喰い山」とも恐れられ、今までにたくさんの遭難者を出してきた登頂が困難な山のことを指し、その社名には創業者横田晃の「困難だからこそやってやろう、みんなが登らんとこを登ったろうという」という思いが込められています。そのNANGAのこだわりは羽毛です。長年培ってきた、羽毛の選定・洗毛・管理のノウハウによって、よりあたたかい羽毛製品を作り続けることができています。
暗闇中登山
そして登山当日。
登山入り口に着いたのは16時過ぎでした。
少し薄暗い中山小屋を目指しましたが山の中に入るとそこはもう恐怖でしかなかったです。
時間はまだ17時過ぎなのに1m先も見えない程真っ暗で真夜中なのかと錯覚する程でした。
踏み外せば崖。そんな恐怖の中ヘッドライトを頼りに先を急ぎました。
山小屋到着
山小屋に着いたのは19時過ぎでした。
小屋の中はまるで天国でした。
明るくとても温かい。
奥にはモクモクと湯気が出ている鍋をつついている人達がいました。
私達はカップラーメンと缶酎ハイを購入し外に出てテントの準備を始めました。
歩いていた時は感じなかった寒さが急に襲ってきました。
そこでリュックから急いでNANGAのダウンを取り出し着ました。
すごいフワフワで寒さは一瞬にして消え去りました。
スタッフの一言
「今日は今年一寒いよ」と小屋の玄関前でタバコを吸っているスタッフに言われました。
私達は小屋前のテーブルを借りてカップラーメンを食べていました。
初めてのテント泊で今年一番寒いとはツイてないと思ったのを覚えています。
しかし、NANGAのダウンを着ていたせいか、そんな寒いのかなと思っていたのも覚えています。
テント泊
酎ハイを飲みながらテントの中で音楽を聞いたり話をしてして過ごしました。
シュラフに入り眠りについたのは20:40頃でした。
シュラフもNANGAの物を購入しました。
朝気づいた景色
朝5時頃目覚めた私達はテントから出て驚愕の光景を目の当たりにしました。
山頂を望むと山頂に雪が積もっていたのです。
準備を済ませ私達はとりあえず山頂を目指すことにしました。
雪山登山
標高が高くなるにつれて地面が凍ってきました。
気づいた頃には地面が真っ白に変わっていました。
アイゼンを持っていなかった私達は滑らないように慎重に歩きました。
NANGAのダウンのおかげで体は寒くなかったのですが、グローブが薄すぎたため、手が霜焼けによって痛み始めました。
手を温めながら滑らないように気をつけながら私達はゆっくり山頂を目指しました。
登頂
山頂に着いたのは9:00頃でした。
山頂は耳が凍ってしまいそうな程気温が低く、写真を撮ってそそくさと下山することにしました。
残念ながら景色は雲に包まれ見えませんでした。
下山
登りより危険なのが下りです。
滑って落ちたらひとたまりもありません。
ところどころある鎖に捕まりながら登る時より更に慎重に歩きましたが何度も滑りとても危険な思いをしました。
それから横岳、硫黄岳と順に登り駐車場に着いたのは17:30過ぎでした。
使用した感想
寒さを忘れる程保温性の高いダウンでした。
羽毛がたくさん入っているようでコンパクトにしてもけっこうな大きさです。
ウルトラライトダウンと比べても3倍程あります。
性能は防風、防水で寒さから体を守ってくれます。
もし友人のアドバイスを聞かずウルトラライトダウンだけで登山をしていたら危険な登山になっていたこと間違いなしです。
値段は高めですが、購入しても損はない品質となっています。
また、街中でも着れるくらいカジュアルに仕上がっています。